Onda V10 proを購入したら散々だった話。

v10pro

昨今の中華スマホ・タブレットの勢いは目を見張る物があります。
性能もさることながら、価格の面で考えると日本製のスマホはなかなか戦うのが難しい。
ガジェット好きでコスパ重視の方だったら、中華系の製品は試したくなる所だと思います。
私もそんな考えのひとり。
というわけでタブレットの新調を考えていた私は、中華タブが欲しくなり早速購入しました!

今回購入したのはOnda V10 proという中華タブレット。
スペックは下記。

V10 Pro
CPU MT8173
クアッドコア2.0GHz
メモリー 4GB
ストレージ 32GB
Micro SD 128GBまで対応
OS Android 6.0
画面 10.1インチ IPS
2560 x 1600ピクセル
バッテリー 6600mAh
ネットワーク Wi-Fi: 802.11 b/g/n/ac
Bluetooth:4.0
カメラ 8MP / 2MP
外部端子 Micro USB
Micro HDMI
3.5mmオーディオジャック
DCジャック
サイズ 25.1 x 16.5 x 0.7cm
重さ 575g

スペックだけで判断するとなかなかの高性能です。
販売する所によっては2万円を切る価格で販売してる所もあり、更にこれで指紋認証まで搭載しているとは驚き(精度は悪いらしい)
事前にいろいろなサイトでレビューを見たがまあまあ良い感想が多い。
antutuの数値も7万点台出るということで少しの期待もしてました。

触り始めは良かった

新しい端末は心躍るもので新しいオモチャを手にした子供が如く弄り回してました。
V10proを起動し内蔵アプリを見ると、キャリア端末のような不必要なアプリの荒らし・・・なんてこともなく、必要最低限のアプリしか入ってないのが新鮮でした。
そして2K画面との前評判を聞いていたので、自分の目で見る画面のキレイさに思わずニンマリ。確かにこれはキレイだわーなんて思ってました。

徐々に違和感を感じ始める

1時間も触ってるといろいろと”アレ?”と思う部分が出てきました。
最初に思ったのが画面の上下逆じゃね?ということ。
画面方向を自動に設定していると、アプリなどを起動した時に明らかに方向がおかしい。

縦方向で遊ぶゲームアプリ起動した際の画面。
画像で見ると分かりにくいかもしれませんが指紋認証ボタン&ホームボタンが下にあります。
タブレット本体左上に音量ボタンと電源ボタンが付いており、上方向でボリューム上げ、下方向でボリューム下げとなっているので、方向としてはこの向きが正しい上下と見る所・・・。
ですが、ゲーム画面のSEGAのロゴは反対を向いています。これだと音量ボタン・ホームボタンの設置場所で考えるとおかしな配置方向となってます。
何だこりゃ?と思ったものの、これは画面の自動回転を固定設定にすることで一応対処可能。
対処できたものの何だか収まりが良くなくて微妙な気持ち悪さが残ります。

次に内部の構成を調べたくなってCPU-Zというアプリを入れて確認。
大体の項目は公証通りのスペックとなっていましたが、バッテリーの項目に見逃せない情報を発見。

電池の種類を示す所に”Li-ion”という表記。
これはV10proにリチウムイオン電池をバッテリーに使用しているということですが、
スペック表に記載されているバッテリーの項目を見てみると、

Li-ion polymer batteryとの記載。
おいおい、バッテリーの種類違うじゃないかよ。
本来であればv10proにはリチウムイオンポリマー電池が組み込まれているはずなのに、
私が手に入れたv10proにはリチウムイオン電池が入っているようです。
(この時点でうっすら不良品掴まされたかと思い始める)

こうなってくると気にならなかったものがいろいろと気になり始める。
画面は先述した通りキレイだが、どうにもタッチ感度が悪い。
上半分はワンタッチで反応するので良いが、下半分は2~3回トントンッと押して反応する時もあり、あれ?反応悪いか?なんて確認し直すことがしばしば・・・。

そしてスペックの割には随所でもっさり感が目立って見られる
ホーム画面から横にフリックしただけでもすんなり動いているということもなく、
ロースペックスマホかコレ・・・という感じの印象を持ちました。

また、電源をOFFにした状態で充電した時に、充電されているのかどうかが分かりにくいのも個人的にはどうなんだ!?という所。
電源ボタンを押せば一応充電中のようなアイコンは出てくるものの、パーセンテージで充電率を教えてくれる訳ではなく、電池のアイコンで”このくらい充電できてます”と表示するだけ。
前面も背面もLEDランプが光って充電状況を教えてくれないので(そもそも無い?)どの程度充電できているのかは、電源を付けないと分からない仕様になっています。

ダメの決定打となった事

一通りのアプリを入れて使えるようになったv10proですが、上記の違和感オンパレードに不信感が募っていってます。しかし折角お金出して買ったものだし、使わないのも勿体無いよなぁ・・・とりあえず一週間使ってみてから考えようかなぁ・・・なんて考えつつもどうしようか揺れているところに事件発生。

ゲームアプリで遊んでいる最中に急に画面がブラックアウト。
え、なになに・・・スリープでも入った?
電源ボタンを押して画面ONしようとしても点かない。
前面のホームボタンを押しても反応なし。
電源が切れてるのかと思って電源ボタンを長押しして起動しようとしても画面は付かず。
どこを押しても、何も反応がなくなりました・・・。

・・・はい?・・・ナニコレ?

充電はバッチリ満充電したし、性能をフルに使った無理な動作をしていたわけでもない。
買ったばかりの新品のV10proが何故にこんな突然死みたいなことに・・・。
さっきの違和感から急転直下でこのタブレットが不信感の塊となりました。
充電の残量は少なくとも70%以上はあったはずだけど、とりあえず充電してみて反応するかどうか試してみるか・・・ということで再度充電を試してみる。
すると何故か、電池残量がほぼ尽きている表示が出て充電が開始される。

おや、これは・・・?

見た感じ電池残量がゼロのように見えたけど、先程上記で挙げた通り電源が点いていない場合の正確な充電率を確認する方法はありません。なので10分ほど充電してから再度電源を入れてみようと試みると、

点きました!!

おいおい、まさか電池切れだとは思わなかった。
突然死する前の充電率は70%近くあったはずだけど、現在の充電率はどのくらいか設定の項目から確認してみると25%の数値が・・・。
えぇ?ものの20分程度の時間でなぜにこんなパーセンテージが違うの・・・。
というか6600mAhのバッテリー搭載してるのにそんなはずあるか!
ん?そういやバッテリーの種類HPの公証と違ったよな・・・。

いろいろ考えた結果

結論として、このv10proはこれ以上使わないことにします。
低価格で売られてて画面は大きくキレイだけど、良い点はそれだけ。
搭載してるバッテリーは違うわ、動きはもっさりしてるわ、画面の上下方向はおかしいわ、
タッチ反応も悪い、加えて突然死する(上記以降も使って3度ほど同じ目に遭った)
まともに操作してられないばかりか、電源もロクに点かないんじゃ使うどころの話じゃない。

面白さを求めて買った品物で、このような散々たる結果となりましたが、
いろんな意味で楽しめた気はしてます。
中華製品だから・・・という決めつけは良くないけど、やっぱり中華はこんなもんかな?というのが正直な感想。価格なりの理由があるということだろうか。

ちなみにこのv10proを買った場所はGearbest
15,000円程度で売っていたので、安さに釣られて初めての利用でした。
v10proの問題を認識してから改めてGearbestの評判をちゃんと調べてみると、
まぁ~~~散々なものが多いこと。
結構適当な商品が送られて来ることがあるみたいですね。
今回はいろいろと良い勉強になりました。

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